
こんにちは
今日はロードバイクの話です
ロードバイクに乗り始めたけど、
こんな風に感じている方いませんか?
- 早くなりたいけど、何から手をつけていいか分からない
- 最近伸び悩んでいる
- 毎日同じトレーニングで飽きてきた
ネットで調べてみると、
こういった理由でやめてしまう人も少なくないようです。
私は5年間飽きずに乗り続けています。
そして、年々早く走れるようになっています。
それは、本業である作業療法士の知識が
大きく影響しているのでは、と思いました。
今回は
ロードバイク乗りの日々のライドの
スパイスになることを信じて、
その一部を簡単に紹介したいと思います。
ロードバイクとICF
ある日、私の頭の中に
こんなものが浮かびました


ロードバイクの速さについて、
ICFで考えると、こんな感じかな?

いきなりナニ!?
ICFとは
対象者の生活を理解するのに
役立つ考えかたのひとつです
ICF【国際生活機能分類】と呼びます
作業療法士は
対象者のリハビリプランを立てる上で
ICFを活用します
簡単に説明していきましょう。
ICFを理解しよう
人間の生活機能と障害の分類法として、
2001年にWHOが提唱したものです。
複雑怪奇な人間の生活を
「心身機能」
「活動」
「参加」
の3つの生活機能と、
そこに影響を与える
「個人」と「環境」
の2つの因子に分け、
分かりやすく理解しちゃおう!
というのがICFができた目的です。

詳しくは厚生労働省様が
文字オンリーで説明していますので、
一応リンクで飛べるようにしておきます。
作業療法士は
学生の頃にこれを学びます。
具体例を簡単な例で説明します
30代男性が脳梗塞を起こして、
右片麻痺となり、リハビリ目的のため、
入院してきた・・・とします。
入院時の状態を
ICFで表すと、こんな感じ。

で、この人の最終目的が
「仕事に何とか通えるようになりたい」
だったとします。
作業療法士やその他のリハビリ職は
チームを組んで、その目的に向けて、
リハビリのプランを考えます。
- 右手足の動きが良くなるように訓練をする
- 杖を使って歩く練習をする
- ひとりで着替えられるように練習をする などなど
他にも
目標達成のために
解決すべき課題は様々です。
- 歩くため、着替えやトイレをするための
筋力、バランス能力、持久力は? - 物事を行うときの注意力や集中力はあるのか?
- 家は戸建て?マンション?
- 階段の高さは何cm?
- 職場の周りに横断歩行はあるだろうか?
ここを詳しく言い出すと
作業療法士向けの内容になるので、
この辺にしときます。
最終目標に向かってリハビリを行い、
うまくいけば、
退院するときにはこんな感じになります。

無事に仕事に行くことができるようになりました。
ここで覚えてもらいたいことは
最終目標のために、
色々な手段をとるということです。
何をすれば有効か
何を優先すべきか
これを考えるのが、重要です。
これ、ロードバイクにも
通じるものがあると思いませんか?
ICFのロードバイクへの応用
それでは、ロードバイクに関わる要素を
ICFに無理やり当てはめていきます。

異論は認める

文字が小さくなってごめんなさい。
ここで、重要なのは以下の3つ。
- 心身機能、身体構造 =「基礎能力」
- 活動 =「スキル」
- 参加 =「どのような走りができるか」
基礎能力とスキルがあって、
その結果、どのような走りができるか、
という風に考えます。
環境因子と個人因子も
速さに関わってきますが、
3つの要素とは別枠で考えていきます。
また、
全てはつながっている
ということを理解しておいてください
大事なのは、
「早くなる」という目標に対して、
やれることはたくさんある
ということです
それでは、次回
実際に目標を立てて、
早くなる方法を考えていきます。

えっ!続くの!?
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