初心者が必ずぶち当たるであろう壁
ヒルクライムの際の休むダンシングについて
作業療法士の視点で、解説していきます。

今回はなんと動画つき!
今から解説する方法は、
絶対に正しいというものではありません。
私自身、ロードバイク歴5年の
ホビーレーサーにすぎません。
ただ、作業療法士という
人の体の動きを扱う専門職として、
分かりやすい解説ができればと思います。
最終的には色々な情報を集めて、
実践して、自分に合った
ダンシングを習得してください。
休むダンシングの動作分析
(前提)荷重側と引き足側に分けて理解する
解説の前に、
荷重側のターンと引き足側のターン
の2つがあることを理解してください
荷重側のターンは
上死点から下死点にかけて
ペダルが下がる場面です ↓↓↓
引き足側のターンは
下死点から上死点にかけて
ペダルが上がる場面です ↑↑↑
それでは、解説していきます。
【参考動画】Youtube
まずは、実際の映像を見てもらったほうが
わかりやすいと思います。
3分の動画です。
≪最重要≫脚の使い方
- 【荷重側】自重で落とし込む
>太ももを使うのは、上死点をすぎて、荷重がはじめる一瞬だけ
>あとは自重(体全体の重み)でペダルを落とす。 - 【引き足側】軽く折りたたむ
>下死点まで下がったら、軽く引き足を行う。
*太ももから引っ張るのではなく、足全体を折りたたむ感じ。
上記の1.2を同時に行う必要があります。
踏み足も、引き足も力は入れすぎないようにしてください。
≪最重要≫背中・お腹の使い方
- 【荷重側】背中が伸び上がる
>自重でペダルが落ちていくと同時に荷重側の背中を伸ばす。
>胸(肩)も押し出す。
>頭は自然と引き足側へ。 - 【引き足側】お腹を引き寄せる
>これはあまり意識しない。
荷重側の動きが上手くできると、
上死点あたりで自然とお腹と太もも(ついでに頭)が近づく。
1.2を行う際に骨盤がクネクネと動きます。
柔軟性が必要になるかもしれません。
<重要>手の使い方
- 休むダンシングではハンドルを振る事は意識しない。
- 両ブラケットを横から挟み込む感じ。
ハンドルは自然と左右に振れる。 - 肘は力を抜いているので、やや曲がる程度。
リラックスですね。
アタックの際は肘と脇に力を入れて、
ハンドルを引きながら大きく振ることになります。
<重要>頭の位置
- 荷重側の最も力がかかる3時の位置で、
頭がペダルの真上にくるイメージになる。 - 3時を過ぎると引き足側へ動きだす。
*あくまでも背中を伸ばした結果で動く。
頭は重いので、前傾が強すぎると、
ゆっくりと自重をかける際に腰や手に負担がきます。要注意。
(補足)クリートの位置
- クリートは深めの方がやりやすい。
自重でペダルを落とし込む際の足の負担が減る。
つま先で踏むと、パワーはあるけど疲れやすい太もも前側の筋に頼ります。
足の裏全体で踏むと、スタミナがある太ももの裏やお尻が働きやすくなります。
階段の登りで、試してみると分かりやすいです。
まとめ
荷重側と引き足側に分けてまとめてみます
- 荷重側
- ペダルは自重で落とし込む
- 3時で頭が最もペダル側に
- 背中は伸び上がる
- 頭は引き足側へ
- 引き足側
- 引き足は軽く折りたたむ感じ
- お腹と太ももは勝手に引き寄せられる
以上です。
ここまで見て頂き、ありがとうございました!
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